Vサポート業務

Vサポート業務とは

販路開拓コンサルティング
「Vサポート業務」

お客さまの販路を増やすために、 単なるビジネスマッチングに留まらず、当行のネットワークを活用して新たな販売見込先への販路開拓をご支援し、提案展開から売上入金まで当行が関与するコンサルティング業務です。 全行員がVサポート業務の担当者となり、 預金や融資と並ぶ本業として位置付け、 積極的に推進しております。

具体的には、まず、お客さまの業種やビジネスモデル、取扱商品・サービスの内容、強み・弱み等を把握・分析し、お客さまの事業に対する理解を深めたうえで、それらの情報を専用データベースに登録します。その情報を全店の行員が共有し、新たな販売見込先を選定します。その後の提案展開や売上入金までお客さまを徹底サポートしていきます。
このVサポート業務を通じ、『お客さまを知る』ために、行員一人ひとりがお客さまと向き合い、一緒に伴走して夢をかなえていき、『銀行員であったからこその喜びだ!』と思える行員や、お客さまからは『ありがとう!豊和さんに相談してよかった!』と言っていただく行員が増えていくカルチャーが当行に芽生えつつあります。
当行では、このような取組みの積み重ねが、「共通価値の創造」であり従業員の満足にも繋がると考えています。

Vサポート業務
取扱商品説明会

商品説明会はVサポートを開始した2016年下期以降、本店にて開催する大掛かりなものです。これは全営業店42人の支店長および行員合わせて約140名が参加するもので、年に2回開催しています。お客さまの“取扱商品”のことを熟知するとともに、経営者の商品への思いとセールスノウハウを習得することを目的としています。さらに、営業部店単位やブロック単位で実施する小規模な説明会も随時実施しています。
Vサポートの基本的な仕組みは、買い手となるお客さまに、売り手のお客さまの取扱商品・サービスをご紹介し、課題解決に取り組むもので、その仕組みをきっちりと機能させていくには、この説明会は不可欠です。

説明会には、売り手となるお客さまに講師としてお越し戴き、買い手候補となりうるお客さまの業種や、過去の販売実績事例等を行員と共有することで、「同様のケースに当てはまるお客さまはいないか?」と行員が意識するきっかけを与えることにも繋げます。商材によっては、実際に取扱商品に触れる機会をつくり、行員一人ひとりが、自店の身近なお客さまをイメージできるよう工夫しています。目で見たり、耳で聞いたりしたこと以上に、実際に触れる機会は、この説明会の大きな意義であり、毎回多くの行員が、自主的に説明会に参加してくれています。売り手のお客さまへの質問時間も設けており、行員1人の疑問を参加者全員で共有することもできます。お客さまからは、このような取り組みは、「自社製品の販売のための親衛隊が一気にできたようだ」と、大変好評を戴いております。

説明会の開催にあたっては、プレスリリースを行い、広報活動にも努めています。メデイアの方々からの質問にお答えする機会を通じ、自社がもつ『課題』や『悩み』また、今必要な『ニーズ』について、お客さまの口から発信して戴く機会にもなっています。

  • Vサポート業務取扱商品説明会
  • Vサポート業務取扱商品説明会

Vサポート業務の事例

CASE-1

飲食店開業に際して

若手女性行員の声

融資係を担当して2年になります。先日窓口に来店されたお客さまの話です。
お客さまは永年、飲食店に勤務していましたが、このたび独立開業(和食天ぷら料理店)を考えているというお客さまでした。
融資係の私は、今までであればお客さまが策定した事業計画書で、当行がお手伝いさせていただくご融資を円滑にご返済いただけるか否かを検証し、スピーディーに稟議を作成することだけに努めてまいりました。
しかし、今回はVサポートの精神から『まずお客さまを知る』ことを一番に考え、事業計画の策定検証(食材の単価や顧客単価)はもちろん、飲食店に訪れたお客さまが、どのようなメニューやサービスがあれば喜んでいただけるかをお客さまと一緒に考えました。
また仕入先の紹介にも携わることで、結果として利益率の検証もできました。
お客さまと向き合い“夢”の実現にむけて一緒に(伴走型で)悩み考え、無事に開店日を迎えたときは、自分のことのように嬉しく思わず涙が出てきました。
これが『銀行員であったからこその喜びだ!』『銀行員になってよかった!』と心から感じることができた思い出の新規事業融資です。

独立開業されたお客さまの声

本音を話すと、金融機関は必要な資金をいかに低金利で借りることができるかという『交渉相手』であり、まさかこんなに親身になって身内のように『相談相手』となってくれるとは思っていませんでした。
和食職人として“味”には自信がありますが、独立開業に向けて何から始めたらよいか悩んでいました。
その中で、名刺やチラシ等の印刷会社、酒類卸業者の紹介や、カード決済対応の準備、そしてなにより食事に来てくださるお客さまの目線になって、県産品を用いた新たなメニューの提案や、仕入先を紹介いただき商談にも同席いただいた時は、心強く感謝感動し涙が出てきました。
実は、同じように地元の銀行や信用金庫にも開業資金の相談をしていたのですが、豊和さんに対して失礼なことをしていたと、今では恥ずかしく思っています。

CASE-2

介護施設開業に際して

若手男性行員の声

私は、入行して2年目になり渉外担当者としてエリアも与えられ、直接お客さまのところへ訪問しています。
経験不足で未熱者ではありますが、お客さまのお役に立ちたいと思い、Vサポートを絡めた提案セールスに挑戦しています。
先日、私が初めて事業性融資に取組んだお客さまの話です。
お客さまは、施設を居抜きで借り受けて介護支援事業を行ないたいというニーズがありました。
その施設は、外観は立派ですが、内装は長い期間空き家であったことから、壁のクロスはカビだらけでした。お客さまから、「開業まで時間もないが資金も無い。壁のクロスを張り替えないといけないので増額の借り入れを検討しようかな」とお話しいただきました。
私は、少しでも多くご融資できることに喜びましたが、Vサポート契約先の商品サービスのなかに『クロスを洗浄する会社』があることを思い出し提案することにしました。
クロス洗浄ができる会社は県内に同社しかなく、お客さまも「壁紙を洗うことができるのか!」と驚かれ、興味を持っていただいたので商談することにしました。
Vサポート契約先である『クロスを洗浄する会社』に現場を確認していただき、見積もりしていただくと、なんとクロスの張替え予算のおよそ1/3の価格で洗浄と補修をすることができることがわかりました。
融資の金額は、当初の予定金額で納まり、"増額融資”をすることはできませんでしたが、お客さまから「ありがとう!豊和さんに相談してよかった!」と言っていただけた時は、私もこれで『豊和銀行の“銀行員”になれた!』と嬉しくなりました。

介護支援事業を始められたお客さまの声

担当者には申し訳ないが、最初は大学を卒業したばかりの行員が担当で不安に思うこともありましたが、支店の方々はもちろん本部の方のフォローもあり、まさか銀行員から『クロスを洗浄する会社』を紹介してもらうとは考えてもいませんでした。
なにより、若い担当行員は“融資の実績”が多いほうが成績になるだろうに、自らの実績よりも当社のことを考えてくれて、本当に頭が下がる思いです。これからも彼に何でも相談してみようと思いました。

などとお話していただきました。

株式会社豊和銀行
登録金融機関 九州財務局長(登金)第7号 
加入協会 日本証券業協会

エントリー